なにがし

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ゼロ年代SF傑作選を読む。 

2013/05/11
Sat. 20:07

「おれはミサイル」が読みたくてゼロ年代SF傑作選を買いました。




「おれはミサイル」はやはり面白かった。

ミサイルと母機とのやり取りやその周辺のリアリティが抜群。
空を飛び続けているミサイル母機の、地上に対する恐怖とも希望とも言える感情を冒頭からクライマックスまでうまく盛り上げて描いていると思う。
ミサイルとかの軍事知識とIT関連の経験、それをうまく膨らませる想像力には脱帽。

秋山さんには萌えとか考えずにこういうハードボイルドなのをどんどん書いてほしい。




あと「マルドゥック・スクランブル”104”」もウィリアム・ギブスンというか黒丸尚の文体を意識しているということで、スプロール三部作を読んであらすじもわからなかった私としては楽しみにしてました。

ウィリアム・ギブスンの翻訳文体を初めての場所でのドライブだとすると、「マルドゥック-」の方はカーナビがついているような感じだ。あの説明不足の文章を出したら、その後で解説のような文を入れてくれる。

マルドゥック・スクランブルのシリーズも読みたいけど、どうしたものか考え中。

というのも、例えば「マルドゥック・スクランブル”104”」では、政治集団が主人公を襲撃するために隠れているホテルを買収したり、そうしてできた「私有地」での軍事演習の許可を法務局に求めたりしている。

まさにグローバル企業が国民国家を自らの利益のために利用しているかのようで、TPPなんて言葉聞きたくもない(反対でも賛成でもなく考えたくないので逃げてるだけの)私としては、心安らかにはこのシリーズを読めそうもない。




あと「地には豊穣」も面白かった。


ゼロ年代SF傑作選 (ハヤカワ文庫 JA エ 2-1) (ハヤカワ文庫JA)ゼロ年代SF傑作選 (ハヤカワ文庫 JA エ 2-1) (ハヤカワ文庫JA)
(2010/02/10)
S-Fマガジン編集部

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あと、ハヤカワ文庫の縦が普通より長いのどうにかならないのかな。
持ってるブックカバーに入らないんだけど。
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2013-05